このカテゴリーでは高知の医療事情、特に県内の無医地区のことなどを紹介しています。
医療事情を総まとめ～高知編
高知県は人口10万人あたりの看護師数が日本一の県として知られていますが、実際の医療事情は決して良好とは言えません。
高知市ばかりに医師・病院が集中しており、郡部には医師不足に悩んでいる地域が数多く残っているのです。
3次医療施設まで40分以上もの所要時間が必要な場所が県全域の66％を占め、中には救急車を呼んでから医療機関に到着するまで70分以上もかかる地域さえあります。
無医地区も全国3位の48箇所を数えており、決して“高知県の医療事情は良好だ”などと言ってはいられません。
こちらでは、そんな高知県の医療事情を深く知るための6つのトピックスを紹介しています。
高知県の医療事情は日本一！？
こちらでは、まず明るい話題として高知県の医療事情が統計上いかに優れているのかをご紹介したいと思います。
問題が残っているとはいえ、全国で10万人あたりの看護師数が一番を確保している事実は喜ばしいこと。まずは高知県の良い部分をしっかりと認識して頂き、特に医療事情の優れた高知市周辺の看護師さんは是非とも自信を持って転職活動に望んで頂きたいと思います。
高知県の看護師研修制度
新人看護師を育成するため、高知県では数多くの看護師研修制度が整備されています。なんといっても統計上“医師・看護師の人数が多い”というメリットを持っている高知県。現状を維持し、さらに向上していくための取り組みについて知っておきましょう。
新人の看護師さんは、こういった制度を充分に活用の上、高知県の医療を引っ張る存在に成長していって欲しいと思います。
インドネシアの看護師を高知県に受け入れ！？
少子高齢化の進行度合いが全国3位の高知県では、ゆくゆくは介護＆看護を支える若い世代が減っていくと考えられています。そこで、高知県ではインドネシアの看護師を日本に連れてくるというプロジェクトが進行しているのです。
まだまだ問題も多く、思うように結果が出せていませんが、適切なサポートを施せば将来的には日本の高齢化を解決する道標となってくれる可能性もあります。こちらでは、そんな高知県の看護師確保対策について詳述しています。
高知県の病院事情！その真実とは
統計上は日本でもっとも医療事情が優れているかのように見える高知県。しかし、現実には多くの問題を抱えています。高知県の医療従事者にとって何より大切なのは、高知市を擁する中央医療圏と他地域の医療格差に関する問題。
ここでは、中央医療圏以外の各エリアが直面している深刻な医師不足について解説しています。県全体の統計を見るだけでは気づけない、高知の医療問題について知識を深めましょう。
へき地医療を改善するための取り組み
医療情報を数字で見ると医師や病床が充足しているかのように見える高知県。しかし、それは統計上の数字が見せている蜃気楼に過ぎません。なんと高知県には48箇所の無医地区が存在しています。これはすべて高知市への一極集中が原因…。実は高知県というのは、医療へき地の問題に直面した都道府県なのです。
高知の真実を知るために、是非へき地医療の問題を知っておきましょう。高知市以外の看護師さんにとっては転職活動をする上でも役立つ情報です。
高知県庁の医師確保課
高知県では県内の医療事情を改善するために医師確保課というセクションを設けています。潜在看護師の復職支援を行うための研修や、医療へき地で働く意欲のある学生をサポートする奨学金制度などを管轄しており、高知県がいかに県内医療の改善に積極的かがよく分かります。
こういったサポートシステムを上手に活用し、あなたも高知県の医療を牽引する人材へと羽ばたいてください。