高知・インドネシア看護師サポート会

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少子高齢化対策!こちらでは高知県が行う「インドネシア看護師を育成する計画」についてご紹介します。

未来の人材を確保!インドネシア看護師

現状では“人口あたりの看護師数”第1位という高知県ですが、今の状態に満足していては遠からず栄光の座から陥落してしまうでしょう。10年後、20年後を見据えて看護師を確保し、高知の看護&介護を高い水準に留めていかなくてはいけません。

インドネシア実際、高知県は“人口あたりの高齢者比率”が全国3位、そして15歳未満の年少人口比率では全国45位という少子高齢化が進んだ県です。

このままでは、いつか高齢者を支えるエネルギーを失ってしまい、今のように“看護&介護が充実した県”といえない状況になっていくことは明白。

不足するであろう看護師や介護従事者をどうやって補っていくか考えていかないといけません。

そこで、2008年に高知県は“日本一の健康長寿県構想”を打ち出し、インドネシアから看護師&介護士を日本へ連れてこようという計画を開始したのです。

インドネシア看護師の現状はまだまだ暗い

インドネシア看護師“インドネシアから日本へ人材を投入しよう”という計画そのものは良かったと思いますが、現状で充分な結果が出ているとは言えません。実際、2回にわたって行われたインドネシア看護師の国家試験では予測を上回るほどの厳しい結果が出てしまいました。なんと1回目の合格率は1%、2回目は4%だったのです。

インドネシアと日本では看護師に要求されるレベルも異なりますし、何よりも言葉の壁が高く立ちふさがりました。この計画を推進するためには、インドネシア看護師が日本の看護師国家資格を取得できるようにサポートしていかなくてはいけないのです。

そこで設立されたのが高知・インドネシア看護師サポート会。1年半にわたってインドネシア看護師を明徳高校で教育し、必要充分な日本語能力を育てることにしました。さらに、その後に看護専門学校へ入学してもらい、国家試験対策を行うわけです。

10年後、20年後を見据えた対策ですから、すぐに結果が求められるわけではありません。現状は厳しくても、改善していけば充分な成果を狙えるのです。

インドネシア看護師が活躍する未来へ

インドネシア看護師を受け入れていくため、高知大学ではNPO法人AHPネットワーク専務理事である二文字屋修先生による“外国人看護師受け入れ支援”に向けた講座が開設されました。こちらのNPOはすでにベトナム人看護師の受け入れ&養成支援で充分な実績を持っており、インドネシア看護師の受け入れでも成果を出せる可能性は高いでしょう。

その他、おとなり徳島の徳島大学でも早稲田大学の宮崎教授が“多文化共生の社会を目指して”という講座が開かれており、こちらにも高知・インドネシア看護師サポート会が参加しています。

高知県の少子高齢化を補うためにインドネシア看護師が活躍する未来は、確実に近づいているのです。